レイダリオ氏が米ドルは暴落すると言っています。以前も書きましたが、ダリオ氏は米国の財政赤字を3%にしなくてはならないと言っており、削減後に金融緩和することを勧めています。現在のトランプ政権は財政赤字削減を一旦諦めているような状況で、これは政治的に財政赤字削減ができないシナリオも想定しておかなくてはならないとのことです。そしてこのシナリオは既に日本で行われたアベノミクスであると言っています。マイナス金利でたくさんお金をばら撒いた結果、円の価値は低下、急激な円安、投資家は円を売り、ドルを買う状況となりました。このように日本円からどんどん資金流出したのです。これは短期的には痛みを和らげるが、長期的な問題を増やすことになるとのことです。そして多くの日本人が日本円で貯蓄しているにもかかわらず、自国通貨の価値低下を喜んでいたと、その結果日本はインフレに苦しんでいるのです。
米国は、この後財政赤字削減に取り組むことができれば、短期的に痛みは伴うが、長期的には明るい未来がありそうです。しかしレイ氏の中でそのシナリオは削除されそうな感じですね。アベノミクス路線であれば、日本の円が約半分の価値になっていることからドルも暴落するとのことでした。
現状はトランプ政権の動向を見守ります。インフレ時のゴールドは有名ですが、インフレ連動国債も良いようです。
