トランプ大統領がFRB時期議長の早期指名を検討との記事が出ています。トランプ大統領はパウエル議長に早く利下げして景気支援しろと圧力を強めていますが、パウエル議長は完全にインフレを抑制したかを見極めているところです。今はイスラエル、イランの停戦により、地政学的リスクは収まり、各種指標も開戦前に戻してきている状況ですが、まだ財政赤字、関税等の問題があるため、利下げを急がずに様子を見ている状況です。トランプ大統領が利下げしろと圧力を強めてますが、1970年代に深刻なスタグフレーションを引き起こしたときのFRBは、政権からの景気支援圧力に屈して政策判断を誤ったわけですから、冷静に分析し利下げタイミングを見極めているパウエル議長が通常な気がします。FRB議長を早期指名って実際のところどのくらいの期間で交代できるんでしょうね。パウエル議長も利下げをしないわけではないし、ベッセントも8月まで様子をみたいと言っていた中、歴史を繰り返さないためにも見切り発車はできないですよね。
個人的な話になりますが、パウエル議長は親戚が飼っている犬にとても似ているので気になっているのでした。
ちなみに利下げをすると、企業が借入をするので、経済、株式にはプラスです。
